はじめようか。
Web空間をオモシロクしたい!
そんな思いつきから「Web創作」は始まった。
Web創作とは文字通り、Web開発による創作活動を指す。自分が面白いと思えるモノを夢想し、Web技術によって具現化していく。デジタルな秘密基地をつくるように。
Web創作を実践するためには、ある程度の知識が必要となる。Magazineでは、以下3項目を軸にWeb創作を紹介していく。
少ない手数で、良質で素朴な体験を生み出すデザイン手法。
完璧主義や不安をくぐり抜け、無理なく手を動かす考え方。
狙った機能を実現する、Web技術やアルゴリズム。
当サイトは、これ自体がWeb創作の産物であると同時に、Web創作入門を補助するガイドブックでもある。
住人の皆様にも、Web創作に是非参加していただきたい。混迷の時代をオモシロク生き抜くためにも。
プロジェクト群。
我々「烏龍福利会」による、Web創作の成果物は、Projectにて順次公開していく。
Web創作の内容に一貫性があるとは限らない。あるものはWeb創作を補助するツールであり、あるものはタイピングゲームであり、またあるものは東京の鉄道路線図であるかもしれない。
無計画に建設され無秩序に増改築を繰り返す違法建築の如く、各プロジェクトは軽率にリリースされ随時アップデートされていく。
★ 公開済みのプロジェクト
★ 準備中のプロジェクト
- 路線図作成ツール「東京鉄道網」
- ビジュアルノベル「缶工兵」
- モールス信号「モールス・ワンスモア」
- SVG簡易生成・編集ツール
(→ More)
各プロジェクトのWeb創作が進行すれば、烏龍街そのものの再興に繋がる。
* 復元された烏龍街の記憶を紐解くことで、隠された謎が明らかになるだろう。
烏龍街の歩み。
烏龍街は2943年、Web空間の一角に誕生した。
この電脳都市は、25世紀頃から本格化した拡脳テクノロジーの最前線であると同時に、技術革新に伴う混乱の坩堝でもあった。
拡脳の通信プラットフォーム「烏龍街」の誕生。
着脱・Web通信可能な拡脳デバイス「電脳缶」の発売。
電脳のスタンドアロン実行が実用化。「電脳缶3」の発売。
死者の電脳を烏龍街で違法にリブートした疑いで20代青年を逮捕。
死者の電脳リブートが社会問題化。烏龍街に生活難民が集中。バグと犯罪の温床に。
烏龍街を巡る場内外の対立を背景に、烏龍紛争が勃発。
電葬法の改定法案可決。烏龍街が違法化。烏龍街の取り壊し。
有志エンジニアによる烏龍街の復元・再起動。烏龍福利会の再結成。
憂うべきことに、政府は烏龍街と住人の存在を認めようとしなかった。しかし、幸福な第二の人生を全うする権利が私たちにはあるはずだ。
烏龍福利会は、西暦3000年に烏龍街の自治組織として再結成された。「全住人の安全と福利の実現」を理念に、セキュリティ管理や街の整備、復興事業を中心に活動している。
* Web創作の奨励も、住人の福利増進および復興事業の一環として位置づけられたものである。
ご注意を。
自販機型レコーダ「Alaska」シリーズは、20世紀中頃の初稼働から現代に至るまで、世界の事象を記録してきた。
近年、遠く離れた時代を対象とした再現関数の副作用が表面化しており、古代のWeb通信と混線する事例も報告されている。
当サイトにおいても最低限の隠蔽セキュリティは施しているが、混線を完全に防ぐことは原理的に不可能だ。21世紀頃の古代人が当サイトを傍受・侵入する恐れがあるので、注意してほしい。
彼らが我々の存在に気づいたとき、果たして我々を拒絶せずにいられるだろうか?不気味な亡霊として、あるいは未知の情報ウイルスとして警戒されるのがオチだ。
古代の訪問者に対しては極力姿を見せるべきではないし、ましてや接触を持つのは避けたほうが懸命であろう。
* 交渉するにしても、古代からの訪問者が友好的であると確認できてからでも遅くはないはずだ。